運動だけで体重を減らすことは、難しいと言われています
実際に体の脂肪を1㎏を減らすのに、どれくらいの運動をすればよいのでしょう
脂肪1キロを減少させるためには、約7000キロカロリーのエネルギーの消費が必要になります。
運動だけで、1か月に1キロ減量しようとすると、1日に約230キロカロリーのエネルギーの消費が必要となります。
もっとわかりやすく言うと、それぞれ1日になければならない運動時間はこちら
■ハイキング・・・60分
■エアロビクス・・・60分
■サイクリング・・・50分
■テニス・・・35分
■水泳・・・30分
このくらい1日に運動をしなければ、230キロカロリーを消費することはできません。
毎日ここに挙げた運動を毎日やり続けてやっと1ヶ月で1キロ痩せるという計算になるのです。
しかも、もしこれだけの運動を頑張ったとしても、少し間食すれば、たちまち摂取カロリーはオーバーしてしまいます。
例えば、。
■アイスクリーム1個(約70グラム)・・・120キロカロリー
■コーラ1本(約250ミリリットル)・・・100キロカロリー
■ポテトチップス(約100グラム)・・・560キロカロリー
という事は、ハイキングを1時間した後でもショートケーキ1個を食べただけで、単純にカロリーとエネルギーの出入りだけで考えると「痩せるためには、何の効果もなった」となってしまうのです。
これじゃ、いくら運動しても意味がないのでしょうか
これは、カロリーだけを計算したもので、実際には、水太りを解消して痩せる時に現れる効果を無視しています。
さらに運動をすることによって、筋肉細胞をはじめ、体の各器官の細胞が活性化するため、基礎代謝が上昇します。この基礎代謝の上昇は、24時間も継続するため、代謝の促進こそが、脂肪の燃焼、減量に効果的なのです。
運動によって、全身の血行が良くなると、腎臓への血流もよくなり、排尿量が多くなります。これによって、水毒を改善し、体重減少に役立ちます。
また大腸・直腸の血行も良くなって排便が良くなり、水分や脂肪、糖など、便に含まれている栄養過剰物の排泄も増えます。
運動によって汗をかくと、水分が排泄されて、減量に結びつきます。また、汗をかいた後の気化熱がカロリーを消費してくれるというメリットもあります。
例え運動をして汗をかかなくても、筋肉の運動、つまり筋肉細胞の活動には、水分が必要なので、水分が消費され、水太りの解消につながります。
運動によって呼吸数が増えることで吐く息から捨てられる水蒸気の量も増し、水太りの改善につながるのです。
運動をすることで、カロリーを減らすだけでなく、様々な効果がたくさんるのです。
これが、運動をした方が良いと言われる要因なのです。
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