正直、いちばん太る原因は「食べすぎ」じゃなくて「疲れ」…って、頭ではわかってるのに

今朝は、カーテンの隙間から入ってくる光がやけに白くて、部屋の空気もひんやりしていて、冬が「ここにいるよ」って顔を出してきたみたいだった。
ベッドから起き上がるとき、体が重いというより、心が先に座り込む感じがして、スマホの画面だけがやたらと鮮やかに見えた。通知は多くないのに、見た瞬間に「今日も何かに追いかけられる日なんだろうな」と思ってしまう、あの薄い不安。
朝ごはんをちゃんと作る気力はなくて、冷蔵庫を開けて、卵と豆腐の前で固まった。
「ちゃんと食べなきゃ、疲れるんだよ」って自分に言い聞かせる一方で、「でもちゃんと食べるって、なに?」って、もう一人の自分が投げ返してくる。
いつからだろう。食事が“体を保つもの”じゃなくて、“選択のテスト”みたいになったのって。
疲れると、甘いものが欲しくなるのは、私の負けじゃない…はず
今日の小さな出来事は、昼休みに買ったコンビニの甘いパンだった。
お昼ごはんのつもりで入ったのに、気づいたら手に取っていたのは、ふわふわの生地にクリームが詰まったやつ。包装の写真がやけに幸せそうで、レジに並ぶ手前で「まあ今日くらい…」って、誰に向けたのかわからない言い訳をした。
ここだけの話、買った瞬間から少しだけ“安心”した。
お腹が空いていたからじゃなくて、「疲れてる私」を一瞬でも黙らせられそうだったから。
口に入れたら、甘さで脳がふっと緩むのがわかる。緩んだ分だけ、午後をやり過ごせそうな気がした。
でも、食べ終わって数分後には、口の中の甘さが消えるより先に、心にうっすら罪悪感が張り付いた。
その罪悪感って、たぶん「太るから」だけじゃなくて、「自分を雑に扱った気がする」ほうが大きい。
ちゃんと食べるって言いながら、結局、疲れた心に砂糖を投げて黙らせただけ、みたいな。
誰にも言わなかった本音は、これ。
「私、今日ほんとはパンじゃなくて、休みが欲しかった。」
甘いものが欲しいんじゃなくて、甘いものみたいに“優しく扱われる感覚”が欲しかった。
自分で自分を甘やかしてるはずなのに、なんだか雑で、むしろ寂しくなるっていう矛盾。
読者の誰かも、きっと一度はこう思ったことがあるはず。
“食べたくて食べたんじゃなくて、疲れを埋めたくて食べた”って。
疲れる
↓
甘いもの欲しくなる
↓
動きたくなくなる
これ、意志の弱さって言われがちだけど、私の体感だと、もう“仕組み”なんだと思う。
だって疲れてるときって、運動したくない以前に、息をするだけで精一杯な瞬間がある。
そんな状態で「歩け」「食べるな」「我慢しろ」って、自分に命令すること自体が、ちょっと乱暴だ。
「頑張る」の代わりに、今日私がやった小さなこと

午後、仕事の合間に立ち上がろうとしたけど、脚が鉛みたいで、椅子から離れるだけで気合いが必要だった。
そのとき、ふと頭に浮かんだのが、「痩せるために生活を壊すより、生活を整えた方が体は勝手に戻る」という、最近の私の合言葉みたいな考え方。
でも今日は、それを“気合いの名言”として使いたくなかった。
むしろ逆で、名言っぽいものに逃げて、今日のしんどさをごまかしたくない日だった。
だから、私がした小さな変化は、運動でも食事制限でもなくて、帰り道に「寄り道しない」と決めたことだった。
それだけ?って感じだけど、私にとっては割と大きい。
疲れてる日は、だいたい寄り道をする。
コンビニで新作スイーツを買って、ドラッグストアで必要ないのに入浴剤を見て、スーパーで“自炊する気”だけ買って帰る。
家に着いた頃には荷物が増えてるのに、気力は減っていて、結局、食べるのは適当になる。
今日は、それをやめた。
最短ルートで家に帰って、部屋の明かりをつける前に、コートも脱がずに布団に座った。
ちゃんとした人みたいに「ただいま」と言う気力もなくて、心の中で小さく「やっと終わった」とだけつぶやいた。
それで、すぐに寝た。
夕方の中途半端な時間に眠るのって、罪悪感が湧きやすいのに、今日はその罪悪感をいったん横に置いた。
“寝たら負け”みたいな感覚がどこかにあるのも、正直まだ残っている。
でも、疲れているのに起き続けて、甘いもので持ちこたえて、自己嫌悪して…というループより、今日は眠る方がずっと誠実に思えた。
そのあと、起きてから、ようやく「ちゃんと食べる」をやった。
すごい料理じゃない。
白いごはんに、納豆に、味噌汁。
それだけで、体の中のザワザワが少し落ち着いた。
“無理な運動をしない”っていうのも、今日はちゃんと守れた。
運動って、やれば気分が変わるのも知ってる。
でも、疲れきってる日に運動を頑張ると、私の場合は次の日に反動が来て、結局もっと動けなくなる。
だから今日は、運動しないことを「サボり」じゃなくて「調整」にした。
ここで気づいた違和感がある。
今までの私って、「痩せるために生活を整える」んじゃなくて、「痩せるために生活を削ってた」んだと思う。
睡眠を削って、食事を雑にして、休憩を後回しにして、気力が残ってないから甘いものに頼って…
それって、遠回りどころか、ちゃんと“太るためのルート”を歩いてたのかもしれない。
だから最近は、
・寝る
・ちゃんと食べる
・無理な運動しない
を最優先にしたい、って思ってる。
ただ、ここまで書いておいてなんだけど、今日の私は別に“整った”わけじゃない。
寝ても疲れがゼロになったわけでもないし、甘いパンを食べた事実が消えるわけでもない。
それでも、ひとつだけ変わったのは、「疲れた自分を責める前に、休ませる」という順番を思い出せたこと。
たぶん、わかってるのにできない日の方が多い。
でも、できない日が多いからこそ、できた日を“特別な成功”にしなくていい気がする。
今日みたいに、ただ家に帰って、寝て、温かいものを食べる。
それを「えらい」とも言いたくないけど、「だめ」とも言わないでおきたい。
最後に、これを読んでいるあなたに聞いてみたい。
もし今、甘いものがやめられないとか、動けないとか、体が重いとか、そういう悩みがあるなら、
それは本当に「食べすぎ」だけの問題だろうか。
その前に、あなたの今日の疲れは、ちゃんと扱われているだろうか。





